レッスン1

ヨガについてお話します。まず基本的な冥想の仕方を伝授します。室内にあるもっとも気楽で気に入った場所、椅子に座ります。そして、寄りかかりながらでもかまいません。静かに目を閉じ、「聖音」を唱えます。ここで私は皆さんにひとつの尊貴なる聖音をプレゼントします。それは ヒリング[hiring] という音です。この音はあなたの粗雑な意識を静め、冥想の深い段階へとあなたを導く力を持った偉大なるマントラです。今日からあなたはこの音を使い、まず自分の心を静める訓練をしてください。そして次に･･･(Lesson２へ続く)

レッスン2

そして次に、閉じたまぶたの裏側にある視点を鼻先へと固定します。すると、ちょうど目線があなたの額のチャクラを見つめることになります。そしてそこに‘光’が見えるはずです。あなたが心の中でマントラを唱えて、ちょうどこの光の奥からその音が聞こえてくるようになれば、それが冥想の第１段階をクリアーしたことになります。しかし･･･(Lesson３へ続く)

レッスン3

しかし、はじめて冥想に取り組む人、まだこうした行為に慣れていない人は、その前に様々な困難を体験することになります。まず、あなたの中にある記憶が、まるで渦を巻くように心の中に湧き起こってきます。悔しかったこと、悲しかったこと、人の顔、ＴＶや雑誌で見たもの、と様々です。さらには外界の音などがいつもより明敏に聴こえ、あなたの精神の集中を妨げます。こうした...(Lesson４へ続く)

レッスン4

こうした雑念は、日常生活を正していくことから、徐々に消し去ることができます。冥想をする人は、生活の中から、できればテレビは抜いた方がいいでしょう。そして、目につくところには、あなたの欲望を刺激するようなものを置くことは避けてください。
お酒はあまりおすすめできません。タバコ、そして肉類を食することも少しずつ減らしていければベストですが、なかなか現代人の生活からこうした要素を失くしていくことは難しいようです。
ですから･･･(Lesson５へ続く)

レッスン5

ですから、無理しない範囲で生活をこうした聖なる道へと向くよう、自分なりに工夫してみてください。この段階で重要なのは、無理をしないことです。 冥想は朝晩できればベストなのですが、週に６〜10回くらいを目安に行うのがよいでしょう。現代人は日常生活の中で、冥想よりも仕事の方を優先してください。2ヶ月、3ヶ月とまったくしない時期があってもかまいません。
まず、自分が冥想のできる人間か、そうでない人間かを確認してください。
そして...(Lesson６へ続く)

レッスン6

そして、できる人であれば次の段階へ、できない人であればハタ・ヨガをおすすめします。冥想の効果として、まず自覚できることとして血圧が下がったり、あるいは日常、普段であればびっくりしたり混乱してしまう場面に出くわしたりしても、驚くほど落ち着いている自分に気が付くことがあります。こういう人は冥想ができている人です。あるいは中には神秘体験をしてしまう人もいます。が...(Lesson７へ続く)

レッスン7

が、初期の段階でこうした神秘体験をする人はまずいません。
しかし、冥想ができるようになり、チャクラが正常に開き始めると、‘肉体を持たない存在‘とも対話できるようになってきます。お釈迦様は悟りが開けると帝釈天と対話し、修験道の開祖として有名な役小角は、霊道が開けると自分を守護する神として弁財天、地蔵菩薩と面会し、最後に蔵王権現に自分の守護を依頼しました。また･･･(Lesson８へ続く)

レッスン8

また、大本教の開祖として有名な出口王任三郎は修行中、夜空に‘神字’を見、のちに身体を持たない仙人に様々な指導を受けたといいます。
しかし、これらの人々はそこそこ1国の歴史に名前を残すレベルの人たちで、お釈迦様にいたっては、人類最大級の魂が転生した姿でした。
一般の人がこうした霊性の道をめざす場合、むしろ、悪魔的な魂たちの誘いが来ますので注意してください。
まずなにより...(Lesson９へ続く)

レッスン9

まず何よりも、今読んでいるこのメールマガジンの言葉自体が、はたして宇宙のどのくらいの次元から来ているものかを考えてみてください。
この言葉を発している人は、インドに何千年も伝わる伝説の予言書において、いかなる存在と認められた者でしょう。この言葉は単にピースオブライフという会社から発せられているものではなく、すでに天界の高い次元から発せられているものだということに気が付いてください。
そして･･･(Lesson10へ続く)

レッスン10

そしてまず、この言葉を頼りにみずからの生活を見つめ直し、あなたの心が目の前の物質社会だけでなく、あなたの心の中に存在する霊的世界にも向くように習慣づけてください。 それは、あなたの価値観をお金や学歴ではかる目から、神仏の目でこの世を見、自分自身の生き方をはかれる人間へと変わるプロセスであるのです。
しかし、おもしろいことにむしろ･･･(Lesson11へ続く)

レッスン11

むしろ、このような道へと向かおうとした時に、それを妨げるような出来事があなたを襲います。心してください。 あなたを怒らせ、怒鳴らせ、あなたを混乱に導くような人や出来事に出くわすものなのです。そして、この道を進んでいくには恐ろしく長い時間がかかるものなのです。かつて伝教大師が開いた比叡山では、入学してから初級のプロセスが終わるまで12年かかりました。このくらいの周期が霊的道のワンサイクルといえます。さらに･･･(Lesson1２へ続く)

レッスン12

さらに、この道はまさしく、たったひとりでみずからの内へと続く、孤独な道程なのです。
あなたがもし、ここで話した言葉の本当の意味を理解できたとすれば、あなたはそれ以後、町中へ入れば入るほど、多くの人と会えば会うほど、家庭を持ち、家族に囲まれれば囲まれるほど、人間の持つ本質的な孤独に気が付いていくことになります。
これが、霊性の道の第一段階をクリアーした人間の悟りの境地なのです。

ヨガレッスン　第一部まとめ

ここまでをヨガレッスンの第一部とし、ここでまとめとして、全体を復習してみます。
ここまでは、冥想についての最もベーシックなレベルと内容をお話しました。
一番はじめに使う、心を落ち着ける聖音、そして冥想に取り組んだ場合に誰でも体験する、最も簡単な出来事についてです。
通常冥想する場合、基本的にマントラは３つ使います。
そして、その後スートラ、さらには経典を暗唱することでも、心を統一する効果があります。
次回からは、新しいマントラと霊性を高めていく人が、どういう価値観に目覚めていくかを語っていきます。
少しずつレベルアップしていきます。

ヨガレッスン　第二部予告

ヨガレッスン第二部に先立って、新しい聖音をみなさんにお渡しします。
それは、ア［a:］という音です。
最初にお渡しした「ヒリング」というマントラで心を静め、静まった心に静寂をもたらすマントラとしてこの「ア」という音を使ってください。
この音を、精妙にゆっくりと長く伸ばしながら唱えることで、あなたの心と宇宙の静寂とが一体となってきます。
目安としては、ヒリングを５分、ア音を３分、こんな感じで実践してみるといいかもしれません。
第二部からはさらに、アガスティアにまつわるリアルなエピソードを中心に話し始めます。
新しいシリーズは２００６年１月１０日からスタートします。
では良いお年をお迎えください。