「私はこの宇宙がなぜ生まれたのか、そしていかなる意志によって どこへ向かっているのか、それを解き明かすために出家しました。」
「私に師は存在しない。私は自らの力で悟りを開き、一切を知る者、 仏となった者、宇宙を生み出し、そして終焉させたる力と宿命を持っ た者、私と同じ真理に達した者はこの世に存在しない。」
ブッタはここで、自分が悟った神の最高の御業“ビッグバーンの起こし方とこの宇宙全体を完成させる方法”をそっくりそのまま話したいという衝動に駆られました。が、そんなことをいきなり言っても通じるはずもありません。そのためブッダはまず、 仏の智すいを得るために地上での生活の心得、一般の人々が仏法に目を向ける機会をもたせるための例え話から彼らに話すことにしました。
これはすべてブッタ生前に計画的になされた如来の御業なのです。こうして仏の教えは、全世界、人種、文化を越えて、人類の灯火として定着していきました。